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今が旬!冬魚が食べれるお店

豊前本がに
豊前市

豊前本ガニ(2)

豊前本がに

カニ漁も今が本番!『豊前本ガニ』の美味しい季節

 豊前海は瀬戸内海に面した内海性の静かな漁場だ。沿岸部には干潟が発達し、河川からは豊富な栄養が流れ込む。漁場にはアサリやエビ、カニ、貝類が数多く生息し、豊かな生態系が形成されている。春はコウイカ、夏から秋はハモ、秋から冬はヨシエビ、ガザミ、カキが豊富に獲れるが、とくにガザミは日本有数の産地として知られ、その一番美味しくなる季節のガザミは『豊前本ガニ』としてブランド化されている。

 今回は豊前市宇島でカニ漁を行っている磯田誠さんを訪ねた。豊前海でのガザミ漁は「カニカゴ」と「底びき網」がメインで、秋はカニカゴ、冬は「ケタ網」と呼ばれる底びき網で漁が行われる。磯田さんがガザミを獲るカニカゴを見せてくれた。折りたたみ式の網カゴには左右に狭い入り口があり、中央にガザミの餌となるサバを置き、これを狙ってガザミが入ってくるという仕掛けだ。磯田さんは全部で200個のカゴを50個単位で4箇所に分けて仕掛けるという。「ガザミは群れになっていることが多く、そこを探しあててカゴを沈めます。9月〜10月頃は繁殖のためオスもやってきて、動きも活発な時期なので、餌を求めてカゴに入って来ます。だけど冬が近づくとだんだん食いつかなくなってくるんです」。だからカニカゴ漁ができるのはこの2カ月間という短い間だけ。しかしこの時期のオスは特に身入りもよく美味しいと磯田さんは言う。

 繁殖期が終わり11月頃になるとメスも身がしっかり成長し、甲羅の中にはマコがたくさん詰まりはじめる。この頃になるとようやくガザミも立派な『豊前本ガニ』と名付けられて出荷されるようになるのだ。『うみてらす豊前』の豊築漁協直売所「四季旬海」では、漁師たちが獲ってきた『豊前本ガニ』を活きたまま販売しており、価格は1000円(メス250g以下)〜5500円(メス600g以上)。また同館2階の「漁師食堂うのしま豊築丸」では、蒸しガニ(2000円〜)も味わうことができる。オスとメスの見分けは、お腹に付いている「ふんどし(腹節)」の形が細く尖った方がオス、ふんどしの幅が広い方がメスだ。

 「豊前は山と海が近く、山の栄養が豊富であることが魅力です」と磯田さん。春はイカカゴ、夏はエビこぎ網、秋はカニカゴ、冬はケタ網と、四季折々の漁法で、自然が育む豊前海の旬の味を届けてくれる。『豊前本ガニ』の漁獲量のピークは11月下旬から12月上旬頃。たらふく『豊前本ガニ』を楽しみたい方は、その頃がいちばん狙い目とのこと。

※底引き網=長い袋状の網を海底で曳き、エビやカニ、カレイなど、海底に棲む魚介類をとる漁法。
※ケタ網=袋状の網の入口にクマデのような爪がついたケタ(桁)が取り付けられ、海底を掻きながら獲物をとり込む底びき網漁法の一種。

うみてらす豊前
[所]福岡県豊前市宇島76-31
[電]0979-64-6717(食堂0979-82-2620)
[営]9:00~17:00(食堂11:00~OS14:00※品切れ次第閉店)
[休]火曜、お盆、年末年始 ※漁の状況により魚が入らない日もあり