ふくおかのお魚フェア福岡県で獲れる旬の魚が食べられるスポットを
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今が旬!冬魚が食べれるお店

福岡県

福岡県のアサリ

福岡県はアサリの生産第2位

 俳句では、立春から立夏までを指す「三春」を表す季語にもなっている『アサリ』。お味噌汁に、酒蒸しに、パスタにと、食卓でもおなじみの二枚貝で、縄文時代の貝塚からも出土するほど、大昔から人気のある食材だが、1980年代前半を境に日本産アサリの生産量は激減。今や国産のアサリは貴重な存在だ。日本国内の主な産地は、愛知県、北海道をはじめ、九州では福岡県や熊本県で獲れており、福岡県では、有明海を筆頭に、豊前海や博多湾で漁獲されている。

 アサリの産卵は1個のメスが100万粒以上の卵を産む。受精後約2〜3週間を浮遊幼生として過ごした後、0.2ミリ程度の稚貝に成長すると、足糸を出して着底し砂の中に潜り始める。浮遊幼生の間は海中を泳ぎながら同じく海中を浮遊している微細藻類を食べているが、砂の中で生活をはじめると、砂底から水管を出して海水を吸い込み、海中の底生微細藻類やデトリタス(微生物の死骸や排泄物を起源とする微細な有機物粒子)を食べることから、海をきれいにする生き物として重要な存在だ。アサリはおよそ1年で20〜30ミリまで成長し、産卵が可能な成貝になる。

 アサリは春の季語ではあるものの、年中浅瀬の砂の中で暮らしている生物で、春にしか獲れないというものでもない。しかし、うま味の元となるタウリン、グリシンなどのアミノ酸成分の季節変化を福岡県のアサリで調べてみると、やはりアサリは春から秋にかけてふっくら肉厚になり、うま味成分もそれにあわせて増加して最も美味しい季節になるという。

 福岡県のアサリも獲れる量は昔ほどではなくなったが、年間漁獲量は愛知県に次いで福岡県は第2位。まさにこれからおいしくなる福岡県のアサリ。スーパーや市場で見つけたなら、その日は是非ともアサリ料理で夕食を楽しんでいただきたい。

 アサリの殻は、殻の内側にある外套膜(がいとうまく)の先端から炭酸カルシウムが分泌され成長していく。殻の成長は年輪のように、殻に1日1筋の日輪ができ、夏冬の気候の違いや、干満の違いで日輪の幅が変わるという。ちなみに二枚貝は、水管が出てくる方を後、足が出てくる方を前として、その向きにより殻も右殻、左殻と左右に分けて表現される。

福岡県のアサリ
福岡県のアサリ